水素ロータリーと遭遇しました。 [よもやま話]
近所の某石油会社のイベントで遭遇した水素ロータリーエンジン車を紹介します。
といっても、助手席にチョット試乗させてもらった程度ですので、詳しい話はできません。詳細を知りたい方はネットでお調べ下さい。
外観からは市販のRX8となんら変わりませんので、水素ロータリーの文字を見なければ誰も分からないでしょう。水素ロータリーも意味も分からない人が大半だと思います。
某石油会社のロゴがペイントされていますが、実はこの石油会社はロータリーエンジンと密接な関係があり、ルマン24時間耐久レースで日本の車が唯一優勝の栄冠を手にした時のロータリーエンジン車のエンジンオイルを開発した会社です。話がそれてしまいましたが、今や遠い昔となりつつあるルマンの栄光を思い出した次第です。
ボンネットを開けて見てもカバーだらけで何のエンジンだか分りません。
水素ロータリーらしいものとして、両端に携帯電話の様なクリーム色の箱が二つありますが、これはガス検知器です。万が一、水素が漏れた場合に水素を検知して、緊急遮断弁によって水素の供給を停止する仕組みです。
側面に水素をチャージする注入口があります。通常の車の給油口にあたります。
ワンタッチで接続できるカプラーなのですが、水素の圧力が25MPa(メガパスカル)とかなり高圧なんですが、その割にはシンプルな構造です。
H2の文字が水素ロータリーを象徴している様です。
究極の環境保護ということで、水素を燃料に使用した車は、他にもホンダや日産なども発売していますが、これらの車は水素から作った電気でモーターを回して車を走らせる、いわゆる、燃料電池を用いた自動車です。
ところが、水素ロータリーは、水素を燃やしてロータリーエンジンを回転させ、動力としている点が、前者とはまるで違います。しかも、このエンジンの凄いところは、水素がなくても、通常のガソリンでも動くということ、つまり、ロータリーエンジン自体がハイブリッドなんです。
ご覧のように、燃料メーターが、水素用とガソリン用と、2つあります。
いあ~、これこそ、ロータリーエンジンだからこそ出来る神業って感じですね。
こんばんは。
水素とガソリンの両方が使用できるロータリーエンジンですか。
凄いですねー
水素燃料走行中のエンジン音とかはやっぱりガソリンとは違うんでしょうか。
市販化なんてされたら、革新的なエンジンになりますね。
by かっちん (2014-04-09 23:01)
いあ~、ロータリーエンジンだからこそ出来た、凄いエンジンです。
確かに水素を燃やしても、水になるだけなので排気ガスはクリーンです。
今後、燃料電池車が普及したら、「水素スタンド」を利用できるので、この車も普及するかも知れませんよ。
何と言っても、エンジン自体は今までのロータリエンジンと殆ど同じなので、安く製造できます。
水素燃料を安全に積載する技術が一般化してくれば、燃料電池車とどちらが効率良いのか・・・発電した方が効率良いのか、それとも燃やした方が効率良いのか・・・ どちらでしょう。
by cosmo1967 (2014-04-11 13:38)